翌日。ヤンガスと話し、宿の外へ。
大階段の前でククールとゼシカに会う。
『どさくさに紛れて何かやらかしても大丈夫』みたいなことを聞く。
「そうか、結婚式をぶち壊すんやな!」
親父は階段を登って行く。上にはヤンガスが居た。
ヤンガスに連れられ、人波の一番前まで辿り着く。
『あとは見張りをどうするかでがす』とヤンガス。
親父は何故かこの発言に爆笑。
何がそんなに面白いのかと訊いたら、
「アーサーはやるとも何とも言うてないのに、
こいつはやる気満々やないか!」だって。
ヤンガスの言葉で親父の気持ちにも火がついたようだ。
「よっしゃ、乗り込んだろか!」
腕ずくで中に入ろうとすると、ヤンガスが見張りをやっつけてくれる。
「ヤンガスーー! オラ来たー! ええぞー!」 酔ってるな。
大聖堂の中へ。
ミーティアが消えたとの報せが入る。
「ククール達がどっかに逃がしたんやで! 絶対そうや!」
チャゴスの命令でアーサーは捕らえられそうになり、外へ。
「もう、なんかこういうのは今までのドラクエとちゃうな!
ドラマみたいやでこれは!」 良い意味で言っているようだ。
ククール達と話し、階段を降りて行く。
トロデが兵士と戦っている。
親父はミーティアに話しかける。
『一緒に逃げて!』と頼まれる。
「はい、や! そら行け! 逃げろ!」 すごい盛り上がってるよ親父。
場面はチャゴスとクラビウスに移る。
「このバカもんが!って怒られるで!」
その通りになったが、親父的には不満だったようだ。
「もっと怒らなあかんで。あれじゃぁ足りひんわ」
馬車に着くと、御者台にはトロデが。
二人は乗り込み、画面はヤンガス達が見送るシーンを映す。
「そしてアーサー王の伝説が始まった!」
うわぁぁ、自分で話を締めちゃったよこの人!
俺は妙な脱力感に襲われながらも尋ねた。
「えぇと、それは何? この後アーサーが姫と結婚して、
王になるってことか?」
「その通りや!」
「なるほど……」
「それでな、アーサーの持っとった剣が、
後の世ではエクスカリバーとして受け継がれるんや」
「こじつけや、それは!」
「それでええの!! わしの話はそうなの!!」
怒られた……。