キャプテン・クロウ戦〜レティシア


VSキャプテン・クロウ戦。
俺は今回はノーアドバイス。
親父の戦法は今までどおりだが、少し苦戦する。
テンション上げてからの
いてつく波動+真空波のコンボだ。
ダメージが150くらい来る。
しかし次ターンの敵は『ためる』だけなので、回復は容易だ。
「このピンク色になるんがイヤや」
最初はハイテンション真空波をまともに喰らっていたが、
途中から親父はある事に気付いた。
「ピンク色になったら、防御するぞ」
自分で気付くとは思ってなかったので、俺はびっくりした。
ベホマラーとバイキルトを定期的にかけ、後半は余裕の勝利
ひかりの海図を手に入れる。

「これはアレやで、×印のとこやで!」
昨日見つけたばかりなので、覚えてたようだ。
船着き場から船に乗り、世界地図を開く。
「あかん、これとちゃうねん」
親父はふくろから海図を出し、アーサーに持たせる。
また世界地図を開く。何も変化無し。
「使わなあかんのかな?」
アーサーが海図を使うと、世界地図に道が記される。
「やっぱりや! おうとるぞ!」

×印の場所まで行くと、光の道が示される。
「昔ここで、壺を使った気がする」
そういやあったね、そんなことが。懐かしい。
などと思い出話をしてたら、親父は勢い余って道をそれる。
「消えてもうた!」
やり直し。またエフェクトを見る。
「もうええから、はよ進ませてくれ」
十字ボタンで慎重に進んで行く。
「滑るねん。難しいわ。狭いねん」
どうにかゴールイン。
岸壁をすり抜け、船はゆっくりと進んで行く。

「人がおるで!」
「アーサーや! 上陸してきたんやろ!」
「ホンマや。ちゃうわ」 自分で笑っている。
鳥の影が頭上をよぎる。
「おった! あれや!」
カメラが引いたシーンで、神鳥の巣が画面に映る。
「あの塔に住んどるんやで、きっと!」

キラパンが呼べない。がっかりしている。
昨日見た、地図上の街らしき場所へ進んで行く。
「塔に行くで、鳥に会うで」
街を塔だと勘違いしているようだ。
鳥の影が見えて浮き足立ってるのだろうか。
村の門が見えてくるにつれ、
「街? 塔はどこや?」と騒ぎ出す。
「まぁええわ、情報収集したるか」

レティシアに到着。
小さな村だったので、親父は全部回った。
よろず屋では買い物。
マジカルメイス2個、炎の盾、ミスリルヘルム2個を買った。
「買い放題やなぁ」
長老からは、レティスの事を聞く。
村人から、岩のアーチがレティスの止まり木となっていることを聞く。
それで親父は、村の中央にあるアーチをR2で見た。
「こういうやつが、外にもあるんやな」

村を出て左の方に行き、止まり木を発見。
俺はレティスの影がよぎるのが見えたんだが、
親父はちゃんと見てなかったようだ。
「何もあらへんなぁ」
そばにいる小鳥を追い掛け回している。
「やっぱり塔に行かなあかんのちゃうんか!」
親父は塔の方向へ走って行く。
走りながら、
「でも、誰も塔のことは言うてへんかったしなぁ」と。
「そうやね。塔の名前もまだ分からへんしな」
「これぐらいは周りを見て気付けってことやで、きっと。
だって怪しいやんか、どう見ても。どっかから入れるはずや」

とりあえず真っ直ぐに近付いてみたが、登れそうにない。
地図でも確認してみるが、無理っぽい。
「台地やしなぁ。あかんのかなぁ」
それでも親父は一通りガケ沿いに走ってみる。
東西走りきって、ようやく諦めた。
「戻ろ……」


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