オーブ探し・下


とうとう残るはあと1個。
順調すぎるのは俺のせいだろう。反省。
最後に残ったのはベルガラック。
これは絶対気付かないだろう。いや、気付かないでくれ。
「ベルガラックは何が起きたんやった?」
「大きなカジノがあるとこ」
親父がにやりと笑った。
「それや。残っとるのはここぐらいしかないからな!」

ベルガラックに降り立つ。
笛を吹くと、かすかな山彦が返ってきた。
「ここにあるのは間違いないけど、
どこにあるかが分からへんなぁ」
親父は宿屋に入っていく。
ベルガラックに狙いをつけたは良いものの、
明確に場所を分かっているわけではないようだ。
宿屋で笛を吹くが、反応はかすかなまま。外に出る。
「話を聞いたらええんや」
町人に聞いて回る。
『向こうでイカが暴れている』みたいなことを聞く。
てっきり倒しに行くのかと思ったが親父はスルー。
盗賊風の町人から、
『フォーグとユッケはギャリングが死んでからも、
思ったよりも仲良くやっている』
という話を聞く。
「これやーー! こいつやで!」
ギャリングの館へ走って行く。
2階でイエローオーブを入手。
「揃ったぞ! わしが思てたよりもだいぶ早く揃ったわ!
お前がおるとやっぱり便利やな!」
そりゃ、あんだけ訊けばそうなるだろう。
親父一人プレイだと、5時間は悩んだろうな。

ギャリング邸を出たところで、速攻でレティシアにルーラ。
レティスに会いに行く。
レティスの話を一生懸命聞いている。
「えぇ? どういうことや」
『話は理解できましたか?』と訊かれる。いいえ。
またレティスは話してくれる。
『話は理解できましたか?』 はい。
『すぐに暗黒神の元へ行きますか?』 いいえ。
「行ったら戦うんやろ。それは無理や。
長くなるからな。わし明日も仕事やぞ。日曜やのに」
一気に行っちゃえと思ってた俺は少しがっかり。

親父は止まり木の前で画面を止めたまま、俺に訊いてくる。
「イマイチ分からんのやけどな。
祈るっちゅうことは、その間必死に耐えるしかないってことやろ?」
「そうや。レティスもそう言うてたやろ」
「杖は今もう持ってるんか」
「まだや。暗黒神のとこに行く時に、レティスがくれる」
「誰に持たせるんや」
「杖は全員が持つんや。ほんまは一本やけど、
まぁ、便宜的に各々が一つずつ持つ形になるな」
「あぁ、なんや、そうか。
わし、誰に持たせたらええか悩んだがな」
親父は何かを考えている。
「行くんやったら、強くしてから行った方がええなぁ、
いや、でも耐えるだけなんやったら一緒か。
いやいや、でもこっちが強かったら受けるダメージは減るわな?」
「そやね」
「まぁええわ、次に決めるわ。今日は帰るで」

「どこでもええからセーブしてくれ」
そう言うので、俺が川沿いの教会に行き、本日は終了。
残すはラプソーン戦のみ。
いや、その前に親父はスライム丘を選ぶか?

ここまでの戦績。

ア Lv.39 剣.100 槍.5 勇.76
ヤ Lv.39 斧.100 人.95
ク Lv.39 剣.60 杖.100
ゼ Lv.38 杖.100 色.88

時間 73:54
走破 222.8キロ
戦闘回数 939回
倒した匹数 3133匹
逃走 31回
全滅 5回
トロデ「無益な殺生をしないお前達の博愛精神に
わしは心を打たれた。だが空の化け物は倒さねばな」


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