暗黒魔城都市に突入。
「ごっつ広そうや」
「広いでここは。地図も複雑や」
「それはわしの最も苦手とするところやな!」
自信満々に言うなよ。
正面の階段は登れないので、親父は左側から回ることにした。
地図を入手。本棚でメタルウィングのレシピを読む。
メタル系に効く武器ということで、親父の心は揺れたようだ。
「これ作りたいなぁ」だって。地雷だ。今のところ材料は無いが。
正面階段まで戻る。今度は右側の方だ。
一番奥の階段を延々のぼり、オリハルコンを入手。
「一番硬いやつや! これはええんちゃうんか!
これを釜に入れるんやろ!」
3の思い出だね、親父。確かに貴重品だ。
タル部屋に到着。
「なんやこれは……」 あ然としている。
「こんだけあったら気持ち悪いな。罠とちゃうやろな」
そう言いながらも、ひとつずつ壊して行く。
全部壊して、上の階段へ。
順調に進んで行く。ショートカット用のレバーを倒す。
石像を動かすところも一発で気付いた。冴えてる。
賢者の石を入手。アーサーに持たせることにした。
城内の敵は結構強い。HPが高い奴が多く、スパッと倒せない。
グリゴンダンスと戦いながら、ぼそっと言った。
「ステテコダンスは、
そんなにショックを受けるほどのもんなんやろか……」
回廊都市に到着。
周りを見渡し、地図を見る。
「変なとこに来たなぁ」
石版を読み、回復してもらう。
「これはわしらやないか」
石版の近くにある4つの像だ。調べてみるが、何も反応は無し。
親父は街を調べてまわる。
「おかしい……おかしい……」 そう繰り返している。
扉はどれも入る事ができない。
「どっかに本物の扉があるんとちゃうんか!」
扉をしらみ潰しに調べて行く。
やがて一周回って元の場所に着く。
もう一度石版を読む。石像を見る。
「おかしい」
アーサーの首が無くなっているんだが、親父は気付かない。
ここに来る前にヒントの石版を読んだはずだが、
親父はきれいさっぱり頭から抜け落ちているようだ。
『なかま』コマンドも使おうとしない。
「おかしいなぁ」 そのまま2周目に突入。
間違ってはいないので、俺は黙っている。
街の様子が変わり始める。地面には毒沼がちらほら。
「なんか変わってきたで!」
敵も出現し始めた。
「でも、どうやったらええんかが全然分からへんなぁ」
段々と、街の景色は牢屋に変わる。
「えらい変わってしもたで、大丈夫なんかこれは」
とうとう謎解きを全く理解しないまま、
親父は街を何周も回りきり、
下り階段を見つけてしまった。ある意味すごい。
階段を降りた奥の奥で、暗黒神ラプソーンと対面。
「よーっしゃ!」