装備強化の旅・前編


ベルガラックから再開。
昨夜は遺跡に着けずに逃げ帰ったことを思い出す。
「わし、ここではもう装備揃えたよなぁ?」
だのにザコ敵が強かったので納得行かない、といった風だ。
「どっか違う街に行って、強い武器がほしいわ」
取り説の世界地図とにらめっこしている。
(ちょうどいいや、メダル王女の城教えたるか)と思う。
「この前は気付かんと通り過ぎて行ってたんやで。覚えとうか?」
「そんなん知らへん。どこにあるんや。とりあえずそこ行くわ」

船着き場から船に乗り、メダル王女の城に到着。
話をして、これまで集めていたメダルを引き渡す。18枚しかないよ親父。
親父は城を出て、徒歩で船に戻って行く。
船まであと数歩のところで遭遇したのは、
タップデビル2匹とランドゲーロ4匹。
「カエル強いねんって!」
悲惨な事に、ここで初の全滅を喰らう。
ステテコダンスとカエル裏返り状態のコンボがきつかった。
最期まで『逃げる』選択をしなかったのは親父の意地だろうか。

「仕切り直しや」
またまた取り説地図を見ている。
「全然ちゃうとこに行ってみたるねん。ここか、ここや」
親父の指は、ゴルドとサヴェッラを交互に指した。
「こっち行くわ」 サヴェッラだ。
「絶対街とかがあるはずや。そこに行けば、ええ武器がきっと売っとる。
どうや? わしのやり方はおうとるやろ?」
敵が強い場合は、装備を整えるか、レベルを上げるかしかないものな。
「それでええと思うで」

トロデーン城から船に乗ることにする。
船に向かう途中、人喰い箱のキャラがうろついているのを見つける。
「またあんなんがおる。ほっとこ」
しかしその時、すぐそばのフィールド上の宝箱も見つけたようだ。
「あれは開けてみよかな」
中身は人喰い箱だった。
「あいつはオトリかぁー!」 すんげぇ悔しそう。
オトリ……なのか?
ここで俺は昨日に引き続き、モリーのヒントを言ってみる。
「実はあいつも仲間になったりするんやで」
「へぇ、そうか」 それだけかよ! とことん興味ないのな。

船に乗り込み、航路は西へ。
世界地図を開くと、建物があることが分かる。
「ホラ、そうや! 城みたいなんがあるぞ!」
岩山ぞいを進んでいく所で、
ヘルコンドル2匹、クラーゴン2匹、わかめ王子2匹と遭遇。
クラーゴンの強烈な2回行動の前に、あえなく敗退する。
「また死んだ……」 

今度はゴルドに行くのかなと思ってたが、違った。
「もう一回行く。絶対行く」
「大丈夫かいな。あっという間にやられてたやんか」
今度は上陸に成功する。
しかし上陸後の初戦闘で今日3度目の全滅。
あやしいカゲ2匹とエリミネーター4匹だった。
ここまで順調に来ていたのが嘘だったかのような死にまくりっぷりだ。
だけど親父は諦めない。
「もう一回行く! 何とか街にさえ着けば、
次からはきっとルーラで来られるんやから!」


indexへ  top before next