五十路のドラクエ8 2歩目

52 :1 ◆nDxxJzAHv6 :04/12/19 03:15:52 ID:scOn1iyH

ベルガラックから再開。 
昨日の話のおさらいをして、南東サザンビークへ出発。
街を出たところで、
「ここでもうパンサー呼べるんか?」と。
バウムレンの鈴を鳴らすと、キラーパンサーが駆けて来る。
「おおっ、来た来た来た!」
親父は南東に方角を合わせ、疾走。
しかしそれも束の間、ラパンハウスの辺りで迷い出す。
「南東。方角はおうとるのに」
「はるか南東って言うてたやろ。方角としては南東やけど、
南東に真っ直ぐ進めば着くなんて誰も言うてへん」

地図を見るクセというのは、
親父の場合は一日経つと消えてしまうらしい。

親父の戦闘スタイルは昨日と同じ。
コマンドをポンポンと選択してくれればまだ早いのだが、
親父はコマンドを毎回じっくりと選択する。だから長い。
いつまでコレが続くんだろうか……。

街道を進んで行き、テントを見つける。
パンサーを降りて話を聞いている。
『西の森に目の見えない人がいるらしい』という話を聞く。
「西の森! また後で行くからお前覚えといてや。わしはすぐに忘れるから!」
ここでアーサーに『まどろみの剣』を買った。
再び街道に戻る。
サザン湖の北で『夜のパンツマスク』を発見。
「避けるーー!」 さすがキラパン、もう奴は遥か後方だ。
途中、タップデビルの死の踊りでククールが棺桶に。
親父にとっては本当に役立たずな僧侶だ。
すでに城が見えていたのでそのまま強行。

54 :1 ◆nDxxJzAHv6 :04/12/19 03:17:45 ID:scOn1iyH

サザンビーク城に到着。
まずは教会でククールを蘇生させる。
クラビウス王にはエルトリオという兄がいたという話を聞く。
「エルトリオって誰や? なぁ、誰?」
「今聞いたやんか」
「ちゃうちゃう、ホンマは誰なんや? ホンマは誰かなんやろ?」
「クラビウス王の兄や」
「お前ケチや」 ほっとけ!
城下街を探索。
武器防具店ではヤンガスに『バトルアックス』を買った。
「広い。目が疲れる」
「いちいちバトルを自分でやってるからとちゃうんか」
「それはあるかもなぁ。でもやめへんで」 チッ。
チャゴス王子はベルガラックのカジノ好きと聞く。
「ベルガラックに行ったらチャゴス王子がおるんかな」

城に入る。
「ここはあかん、お前やってくれ。わしは落花生食べるから」 はぁ!?
城のややこしさを最初から知っていたかのようなバトンタッチぶり。
「指示してくれんと動かへんからな!」と俺。
「分かっとるわい。まずはそこの人達に話を聞く。はい、やってやって」
言いながら親父は落花生の殻を割りまくる。
何だか罠にはめられたような気分だ。
俺だって実はこの城の構造は把握してないってのに。
『チャゴス王子は以前タルの中に隠れていた』という話を聞く。
「王子を探さなあかんのや」 それが目的だったっけ?
とにかく俺は親父の指示どおりに進めて行く。
階段を上ってテラスを抜け、チャゴスの部屋に入っていく。
「あれ? なんや、王子おるやん。じゃあ、次は王様に会うわ」
アレコレと彷徨って、やっとこ玉座の場所に辿り着く。
ここでやっとプレイ交代。
「よし、ご苦労」だって。
なんですか、俺は村人話聞き回り役ですか。ヽ(`Д´)ノ

56 :1 ◆nDxxJzAHv6 :04/12/19 03:23:38 ID:scOn1iyH

クラビウス王はアーサーを見てびっくりする。
「あっ! これや!」 何がだ?
「アーサーがここの血族なんや! そうやろ!? 王子や!」
当たっちゃったよ。悔しい。
「そんでな、わしの見たところでは次はこうなるで。
王子の儀式にアーサーが付いて行くんや。そしたら鏡をくれんねん」
今日の読みは冴え過ぎだ。
親父の言ったとおりの事をクラビウス王が喋る。
「的中や。どない、このわしの勘は?」

逃げ出してしまったチャゴス王子を探すため、再び城内を探索開始。
玉座を出て廊下を曲がった所で親父は足を止める。
「あの絵、誰や?」
「チャゴスやろ。服が一緒やん」
「チャゴスぅ? 全然似てへん!」
階段を登り、さほど迷わずにチャゴスの立てこもった部屋へ。
『あそこは上からトカゲが落ちてくる部屋だ』という話を聞く。親父はピンと来た様子。
「上からトカゲを落とす! またアレや、どっか穴から入るんや」
階段をさらに登り、扉を開ける。ここはまだ来た事のない場所だ。
「これちゃうか? 穴があるはずや」
そばの宝箱を開け、ツボを割る。
「やっぱりあったー!」 トーポにキャラチェンジ。
「久々に出てきよったなこのネズミ君め〜」 妙に嬉しそうだ。
トカゲを発見。
「このトカゲを捕まえる! ……逃げてもたぞ」 親父は穴に気付く。
「あれか。バーンと何度もぶつかって行ってあそこに落とすんやな!」
しかしなかなか上手くいかない。
「あとちょっとやのに、ちゃう方向に逃げよる」
しばらく悪戦苦闘した後で、トカゲはついに穴の場所へとまっしぐら。
「やった!! アイツぎょえーって言うぞ、ぎょえーーー、や!」
チャゴスが驚くシーンを見てからトーポで戻り、アーサーにチェンジ。
玉座に戻り、チャゴスに護衛として紹介される。
ゼシカには無反応。シャイか。俺の手前気まずいか。俺の方が笑ってしまった。

57 :1 ◆nDxxJzAHv6 :04/12/19 03:27:15 ID:scOn1iyH

チャゴスを引き連れ、王家の山へと出発。
「パンサーは早すぎてどこ走っとんのか分からんようなるなぁ」
途中にあった看板も読まずにすっ飛ばし続ける。
王家の山ふもとの民家が見えても、山に着いたと気付いてない。
「こんなとこに家がある。入ってみるか」
一晩泊まり、外に出て話を聞く。
「なんやねん、ここがその山か!」
ジョロの実の話を聞いてからトカゲ臭くなり、山に突入。

いきなりアルゴリザード発見。走って近付くが逃げてしまう。
「歩かなあかんのか」
後ろからそっと近付き、戦闘開始。
ザコ戦どおりの戦法で難なく勝利する。しかしチャゴスは納得しない。
「さて。これで帰ったらええんや」
「王子の話聞いてなかったんかい!」 思いっきりツッコんでしまった。
「聞いてたで。でもそんなん無視したらええやんか」 その気持ちはよーく分かるが。
「じゃあ、お前何匹倒した?」 あと何匹かは倒したと答える。
「分かった。親玉がおるんやろ。しゃあないなぁ」 

寝ている2匹目を発見。チャゴスに『おびき寄せろ』と言われる。
親父はジョロの実を見つけて運び、2匹目も無事にやっつける。
3匹目は探すのに手こずったが、どうにか発見、ジョロの実を投げる。
3匹目を倒し、山頂で夜を明かす。
チャゴスの嫌な奴っぷりを見ていたところでヤンガスが大慌てで走ってくる。
「来た! それがボスやー!」
嬉々として走って行く親父。橋状の場所からボスの巨体を見る。
「でかいなぁ」
下まで降りて行って再びボスを視界に捕らえると、
親父は注意深く歩いて近付いて行く。
ボスはその場でグルグルと歩き回っている。
親父は奴が背を見せた時にしか歩かない。
俺は
「だるまさんが転んだ♪」と言おうか迷ったがやめた。

58 :1 ◆nDxxJzAHv6 :04/12/19 03:29:07 ID:scOn1iyH

VSアルゴグレート戦。
これまでどおりの戦法で勝利する。
「弱すぎ」と俺。
「わしが強すぎるんや。完璧や」
正直、あっさり勝ちすぎだ。次のボス戦はアイツだというのに。
親父が直面するであろう苦労が目に見えるようだ。

サザンビーク城に戻る。
街ではバザーが始まっている。親父は色々買い揃えている。
とうとう『はやてのリング』は全部売り払ってしまった。ああ、さよなら。
城に入ろうとするが、ゼシカに止められる。
親父は仕方なくチャゴスを探しに行く。
大臣の家の前で発見、チャゴスと話し、巨大アルゴンハートを見せられる。
「本物に見えて実は偽物とちゃうんか。そんで王様が怒るんやろ」

城内に入り、玉座の間へ。
親父はクラビウス王がガツンと怒らなかったのが不満のようだ。
「なんやそれ。これで終わり? なんともかんとも」
窓の外を眺めている王に話を聞く。
「まぁええわ。鏡もらいに行くぞ」
少し迷って4階の宝物庫を探し当てる。
魔法の鏡を手に入れた。
宝物庫の外に出て、宮廷魔術師と話す。
「なんやこいつ。そんなに鏡見たいんか。見したるぞ」
この鏡には魔力が無いとの話を聞き、がっくり。
「あかんやん……。しゃあない、そこに行く!」 西の森のことだ。

59 :1 ◆nDxxJzAHv6 :04/12/19 03:30:57 ID:scOn1iyH

サザンビーク城から街道を西へ。

「西、ウエスト、こっちや」
親父は途中のテントにも寄らずに西へ西へ。
「あっとる! ここは森や!」 ホントにあってるから悔しい。
小屋が見えてくる。
「着いたーー! 一発や。迷わへん。素晴らしい」 自分にホレボレだ。
中でスライムに話を聞くが、じいさんの居場所が分からない。
「これは、いいえにせなあかんのか。天邪鬼やから」
じいさんの居場所を教えてもらい、外に出る。
向かう途中でバーサーカー4匹と遭遇。
「いっぺんガンガン行こうぜでやってみるか」
やっとキター! 大賛成!
ククールのザラキであっという間に終了。俺は必要以上に大絶賛。
「早い! 早すぎる! ククール大活躍や! 役立たず返上や!!
「ホンマやな。まぁ、これやったら大丈夫や。これで行くわ」
本当に良かった。すごくホッとした。

不思議な泉に到着。
じいさんの様子を見て、
「そういえば目の見えへん人がおるとか言うてた!」と。
なんだよ、ちゃんと覚えてるじゃないか。
じいさんの説明で、ミーティアが泉の水を飲む。
「戻る? 戻るんか?」
アーサーとトロデが驚く。
「実は戻らへんかった! ……違ったか。戻っとるわ」
続いてトロデが水を飲もうとする。
「王様はどんな姿やろか」
しかしトロデが人に戻る前に、ミーティアが馬に戻ってしまう。
「また馬か! まぁ馬おらんと困るしな」 現実的すぎだ。

60 :1 ◆nDxxJzAHv6 :04/12/19 03:32:27 ID:scOn1iyH

じいさんの家に戻り、鏡の魔力を元に戻す方法を聞く。
「北のアーチってここやろ?」
取り説の地図のリブルアーチを指差す。よく覚えてたな。えらい。
「どこから行くのが一番近い?」 海辺の教会だと答える。

海辺の教会へルーラで飛び、本日は終了。
ドルマゲスまであと一息だが、レベルを見ると不安が湧く。
まだフバーハすら無いぞ。

ここまでの戦績。
ア Lv.26 剣.52 槍.05 勇.38
ヤ Lv.25 斧.68 人.33
ク Lv.24 剣.04 杖.43
ゼ Lv.24 杖.73 色.11

時間 44:34
走破 125.7キロ
戦闘回数 507回
倒した匹数 1699匹
逃走 14回
全滅 3回
トロデ「トロデーン・マラソン大会に出ればいい線いくかもしれんぞ」
(コメント昨日と一緒)

78 :1 ◆nDxxJzAHv6 :04/12/19 04:01:14 ID:scOn1iyH

>>39
キッチンに行った時、親父がいたので何気なく俺が言ったんですよ。
「ドラクエクリアしたでー」って。
そしたら親父が食いついてきたんです。
「ちょっと、どんな画面か見るからいっぺん持って来い」
俺は嬉しくなって、ソッコーPS2持って行ったというわけです。

426 :1 ◆nDxxJzAHv6 :04/12/20 19:32:21 ID:cTwtJQGb

海辺の教会から再開。
海竜に会うべく船に乗り、南下。一発目で遭遇した。
鏡に魔力を宿し、いよいよ闇の遺跡へ。

「ここに鏡をはめるんや」
闇の結界を解き、中へ突入。
親父は正面の階段を登ろうとするが、そこはまだ平らで登れない。
右方のドアから入り、地図を入手。
「ここはこんだけやな」
続いて左方のドアへ。レバーのそばまで来て立ち止まる。
「行き止まりやん」
「よく回り見てみ」
「あっ、これか!」
レバーを倒し、正面階段を通れるようにする。

レバーで仕切り壁を上下させるフロアに着く。
「これは、わしに迷えということか。いややなぁ」
敵の出現率も低いので、思う存分迷ってもらった。
同じレバーを2回操作しなければならない事に気付くまで時間がかかった。
この辺りでようやくゼシカがフバーハを覚える。
「しかし、どうせまたドルマゲスは逃げとるんとちゃうんかなぁ」

壁画のレティスを焼く場所に着いた。
最初はちんぷんかんぷんだったようだが、
像が動くことが分かると後は早かった。
「よっしゃー、開いたー!」
順調に進み、ドルマゲス手前のフロアまで着いた。
回復の泉の事は教えてあげた。
扉を開けると、中にはドルマゲスが。
「ここでドルマゲスを倒してもうてええんか?
話が終わってまうけど……」
杞憂だよ親父。多分倒せないよ。コテンパンにやられるよ。

428 :1 ◆nDxxJzAHv6 :04/12/20 19:33:31 ID:cTwtJQGb

VSドルマゲス(第一形態)戦。
分身した次のターンのガレキ攻撃で、ゼシカが早々と退場。
「セシカ死んでもたぞ! なんやこいつ!」
ククールのザオラル2回目で復活するが、運悪くすぐにまた死亡。
いてつく波動で、バイキルトも消されてしまう。
ちなみに親父はドルマゲス本体から倒そうとしている。
ゼシカ抜きでしばらく耐えるが、
向こうに先手を取られて回復間に合わず、ククールが死亡。
一旦は世界樹の葉で生き返らせるが、
とにかく攻撃がきつくて回復が追いつかない。
結局、
一匹も倒せないまま全滅。
「やられた……」

「対策を考える」
装備類はほとんど揃っている。足りないのはレベルだろう。
ククールがLV30でベホマラーを覚えるぞと教える。
「今25やろ。5つも上げなあかんのはしんどい」
「メタル系を倒しまくったらすぐやで」
「もう一回挑戦する。そんであかんかったらレベル上げる」
その気持ちは分からんでもない。俺もそういうタイプだ。
サザンビークで世界樹の葉を買ってから、闇の遺跡へ。
「そこまで行ってくれ」と言うので、行ってやった。
一度は自力で走破したし、いいだろう。

430 :1 ◆nDxxJzAHv6 :04/12/20 19:36:03 ID:cTwtJQGb

2度目のドルマゲス(第一形態)戦。
「ドルマゲスB、Cの方がHP低いで」と教える。
「お前そんなんさっきは一言も言うてくれへんかったな」 恨めしそうに言うなよ。
今回はガレキ攻撃が上手い具合に分散してくれた。
いてつく波動にへこたれず懸命に守備固めに徹する。
攻撃はアーサーのはやぶさ斬り、ヤンガスのかぶと割りと蒼天魔斬。
回復はククールのベホマとゼシカの祝福の杖。
途中何度かキャラが死亡の事態に陥るも、ザオラル一回で復活に成功。
「長い……。なかなか死なへん」
しかし親父よ、気付けば敵はドルマゲスAのみじゃないか。
さっきまで回復専門だったククールに、攻撃の余裕まで生まれている。
倒す順番を変えるだけで、こんなに違うものなのか。
これは勝ちそうだ、と俺は思う。
まぁ、第一形態だけでも倒しておけば次来る時に楽だものな。
「やった! 倒したぞ!」 最後はヤンガスのかぶと割りだった。

だがしかし、ドルマゲスはまだ生きている。
第二形態の登場だ。
「まさか……また戦うんか? わざと死ななあかんのとちゃうんか」
「どうやろうなぁ」と俺。
「しゃあないな、もう!」
「まぁまず無理やで。俺はここで一回全滅したからな」
親父は考えるように唸っている。
「これで勝ったら君は運が良すぎる人やで」
「いっちょやったる!」

435 :1 ◆nDxxJzAHv6 :04/12/20 19:38:21 ID:cTwtJQGb

VSドルマゲス(第二形態)戦。
を吐かれて、HPがかなり減る。炎はフバーハで防げと教える。
俺は一応アドバイスを繰り返す。
誰がHP減ってるだとか、波動が来たから全部解けたぞ、とか。
いてつく波動が来ると、やはり厳しい。立て直すのに必死だ。
またククールが死んだ。
「あかんで! あかんであかんでコレは。ヤバイなぁ」
「葉っぱがあるやろ」
「あぁそうか、よし行け、アーサー!!」
ククール復活! 四人揃ったのも束の間、今度はアーサーが死亡。
ザオラル4回目でやっと生き返るという運の無さ。
しかし、苦戦しながらも親父はどうにか戦えている。
防具類を揃えて来たのが幸いしたか、呪文ダメージがさほど無い。
そうこうしている所で
痛恨の操作ミス
ベホマと祝福の杖の両方をゼシカに使ってしまう。
そのターンで
ククールが死亡。ほんとよく死ぬ奴だ。
攻撃役は
ヤンガス一人になってしまった。
一人減ると、バイキルトをかける暇も無い。
「これやったれ」 親父が選んだのは大まじん斬り。
「一発逆転を狙うんや! 行け!」
不思議なくらいミスが出ない。おかしい。
(これはいけるかも)と思い始めた時、
先手ドルマゲス、炎を吐く
フバーハかけてなかったーー! というか、暇がなかった。
ヤンガスが死亡
アーサーが
HP約30のゼシカにベホマでターン開始。
が、なんでそんなに素早いですかドルマゲス。
ゼシカが撲殺され、ベホマは自動的にアーサーに。
「一人になってもうた。ちくしょう、あかんか?」 よく戦った方だよ親父。
俺は
(どこでレベル上げするのが良いかなぁ)などと考える。
だが……アーサーの2回目の
はやぶさ斬りが、
ドルマゲスの息の根を止めた。
「あぁぁぁ!?」と俺。
「やっつけた! やった! 勝ったぞ!!」

438 :1 ◆nDxxJzAHv6 :04/12/20 19:39:53 ID:cTwtJQGb

おかしい。絶対おかしい。
俺の予定と全然違う。二連戦勝ち抜くなんてアリかよ。
喜ぶというよりは、驚きの方が強かった。
「お前が勝てんかったドルマゲスを、
わしがお前より低いレベルで倒したんや!」
「絶対おかしいって! 何でそんな勝ち方するんや!」
最後の一人がアーサーで、絶体絶命で勝利だなんて。
本当に運が良すぎる人になってしまった。
この後もしばらく俺は、
「あれはやっぱりおかしい」と言い続けた。
その度に親父が有頂天になるのだが、
俺は言わずにはいられないのだ。あー悔しい。

なんだかんだでサザンビークに戻ると、ゼシカがいなくなってしまう。
北の関所の方に行ったと聞き、直行する。
3人やと心配やな。どこ行ったんや、まったく」

リブルアーチに到着。
何やら事件が起こっているらしい。
ここで俺はちょっと席を外したので、親父のプレイは見ていない。
戻ってみると、
親父はクランバートル家が分からずにうろちょろしている。
「噴水の下ってどこやねん」
地図を出させて、教えてあげる。
ライドンの息子に話を聞き、塔に行く事になる。
「よし、次そこ行く。北のとこに行く!」
親父は街の全部は探索してないみたいだ。
回らなくていいのかと尋ねると、
「もうええんや、ややこしいから。話を進めるんや」だって。

444 :1 ◆nDxxJzAHv6 :04/12/20 19:42:42 ID:cTwtJQGb

ライドンの塔に到着。
中に入り、シーソーで一度落ちた時点で音を上げた。
「これは無理! わしには絶対に無理! お前やれ」
俺が嫌そうな顔をすると、
親父は自分がどれだけ最近物忘れがひどくなってきたかを語り出す。
「お前も歳とったら分かるわ」
「でも、その分知恵はついとるんとちゃうんか」
「それは、そういう振りをしとるだけなの!
歳を取るに連れ、色々とごまかしながらみんな生きとるの!」
説教じみてきた。なんだこれ。今ドラクエやってるんだよな?
仕方なく俺が操作を代わる。
塔の仕掛けを説明しながら登って行く。
「ホラな。やっぱりや。
わしはそんな仕掛けは絶対気付かへんもん。お前の分野や」
ところが俺も迷ってしまった。
そのおかげで、取ってやる気のなかった命の指輪が取れたのでオーライか。
頂上でライドンに話を聞いたところでバトンタッチ。

「リーザスって聞いた覚えはあるなぁ」
ルーラでリーザス村を見つけてそこに飛ぶ。
「ここで話を聞いたらええんや」
なかまに話を聞いている。
ククールは『もっと核心ついた場所にいけ』、
ヤンガスは『ここで聞きこみがんばるでげす』
「ヤンガスの言うてることが正しい」 ヤンガス大好きだ。
しかしどいつもこいつも、
『リーザス像がどうのこうの』と言うだけで場所までは言ってくれない。
「どこにあるねん。お前知ってんねんやろ」
「教えたらへん。あんな勝ち方しよったからな。せいぜい迷いやがれ!」
「いけずやな。負け犬のくせに」 うがぁぁぁ!
民家でようやく『東の塔』という情報を聞いて、親父は思い出す。
リーザスの塔に行き、クラン・スピネルを入手。

445 :1 ◆nDxxJzAHv6 :04/12/20 19:44:32 ID:cTwtJQGb

ハワードの家に戻る。
2階にはハワードは居なかった。探し回りながら、
「あのオッサンに宝石渡すんイヤやなぁ」と言う。
「人格に問題アリやな」と俺。
ハワードが見つからなかったので、外に出る。
犬小屋の方に居るのを見つけ、チェルスが苛められるシーンを見る。
ハワードは中で話そうと言って家の中へ帰って行く。
「何これ。感心せんなぁ」
「あれは俺も最初見た時どうかと思ったわ」
「でも、現実はこうやで! これが現実やで!
ああいう人間はたくさんおるんや。そういう意味では間違ってへん」
2階に上がり、クラン・スピネルを渡す。
「一発殴ってから渡しますか、って訊いてほしいわ。
アーサーはいっつも嫌な奴にも言いなりや」
護衛として雇ってやると言われて、『いいえ』を選択。
『奥ゆかしい男め』とか言われて、結局雇われてしまう。
ハワードに結界全集を取って来いと言われて、取ってくる。

ゼシカが現れたとの知らせが入る。
ハワードが回復してくれたので、
「少しは善行もするんやな」と。
庭に出るとゼシカ発見。
「ホンマに顔色わるなってしもて。
今まで一生懸命杖スキル上げてきたったのに、恩を仇や。
これ、元に戻すためには倒さんとあかんのやろ?」
「容赦なくどうぞ」
「しかし、わしはこういう展開は予想外やったなぁ」
VS呪われしゼシカ戦。
「呪われしセシカ、『一匹』やて。かわいそうに」
ルーンスタッフで、周りのシャドーの攻撃をほぼ無力化。
ラリホーマで度々眠らされるが、
シャドーがダメージ1ですぐに起こしてくれる。親切なシャドーだ。
ピンチらしいピンチも訪れず、勝利。

449 :1 ◆nDxxJzAHv6 :04/12/20 19:48:40 ID:cTwtJQGb

宿屋に場面は移る。
目を覚ますゼシカを見て親父は台詞を先読みする。
「ここはどこ? 私は何をしたの? あっ、アーサー!」
少女ぶって言うな! 俺は吹きそうになった。
杖を探してきてと言われて、ハワードの屋敷へ。
話を聞き、部屋を出ようとすると外から声が。
親父は外に出ると、直進して屋敷の門を開けようとする。
『チェルスを見捨てないで!』とそばにいたお姉さんが言う。
「怒られた……。どこおんねんチェルス」 右、右!
チェルスはレオパルドにやられてしまっていた。
「今度は犬かぁ」

黒犬は北へ逃げたという話を聞き、一路北上。
ゼシカ復帰で、戦闘はガンガン。ベギラゴンがお気に入り。
雪越しの教会で回復とセーブをしてから、トンネルへ。
トンネルを抜ければ銀世界。
「またえらいとこに来てもうたなぁ」
しばらく進むとイベントシーンに。
「雪崩やーー!」

メディの家で目が覚める。
事の顛末を仲間に聞き、薬湯を飲ませてもらう。
グラッドに渡し物をしてくれと頼まれ、オークニスへ向かう。
途中、アイスチャイムに初遭遇。
ヤンガスとゼシカが死んだが、全滅はまぬがれた。

450 :1 ◆nDxxJzAHv6 :04/12/20 19:50:47 ID:cTwtJQGb

オークニスに到着。
グラッドを探し回るが、なかなか見つからない。
街の中央に出るドアが分からず、延々ループしている。
しょうがないから教えてあげて、地下通路を通りグラッドの家へ。
「おらへんやんけ!」
道具屋の主人が居場所を知っていると聞く。
親父は素直にカウンターから話しかける。
『ここは道具屋です』
「事情を説明せんかい、アーサー!」 確かにそうだな。
アレコレ迷ったものの、裏側から話しかける事に成功。
北西の洞窟に居るだろうと聞く。
「よし、覚えといてや。そしたら次は、お金貯めるためにカジノするから」
いきなり言い出したのでびっくりした。
「それせんと、ここで武器買われへんもん」 キングアックスは確かに高い。
「まだカジノは再開してへんぞ」
「開いてる方でやったらええねん。
今日はまだ時間あるねんから、わしがやったるぞ」
ここでパルミドのビンゴをさせるのは忍びない。
分かったよ、そこまで言うなら再開させようじゃないか。
ベルガラックに行って話を聞け、と言ってやる。

フォーグとユッケの屋敷に行く。
どちらの護衛をするか選べと言われる。
「これは、どっちでも一緒なんかなぁ」
「好きにしたらええやん」
親父はフォーグを選んだ。
翌朝、フォーグに叩き起こされる。
「お兄さんはせっかちやな」
メイドの眠り薬の話を聞き、「もう一人の方選んでも一緒の結果か?」と。
そうだよと答える。
「なんとまぁひどい子や」

452 :1 ◆nDxxJzAHv6 :04/12/20 19:52:23 ID:cTwtJQGb

ベルガラックからキラパンで疾走、竜骨の迷宮を目指す。
「早いのはええねんけど、どこ進んどるか分からへんようになる」
迷いながらも砂漠に着き、
迷宮の入り口でフォーグと再会し、中へ突入。
内部ではドラゴンソルジャーが強かった。
奥にたどり着き、ボス戦へ。
VSレッドオーガ、ブルファング戦。
HPの高さと、テンションを上げた二人同時攻撃に苦しめられる。
しかし一匹倒してしまえば敵ではなかった。
フォーグとユッケが家長のしるしを刻むシーンを見る。
ご先祖さまの言葉は途切れ途切れだった。
「古すぎて機能しとらんのか。アホやなぁ」
オートでベルガラックに戻り、カジノ再開。
「よっしゃー、やるで!」

一応セーブさせてから、カジノへ。
この時点で7000ほど残っていたので、100コインスロットを勧める。
俺は親父がスロットするのを眺めながら、
ゼシカを先頭にすると良いらしいとか、夜が良いらしいとか、適当な事を喋る。
「セシカはあかんで。変えるんやったらククールや。
あいつは遊び人やからな。スロットも強いはずや」
そう言ってククールを先頭に変更。
10回と回さないうちに、777が。親父マジック? いやいや、たまたまだろ。
「来るで来るで、フィーバー状態が来るで〜」
途中で俺が操作を代わり、親父は飯を食った。
結局一時間ほどスロットに没頭し、
35万枚のコインが。
「ボロ儲けや、よう出るなぁ〜〜」 親父は笑いが止まらない。
はぐれメタル鎧を全員に装備させ、100個のはやてのリングを入手。
「金が湯水や。これが現実やったらな〜」
あぁ、この先楽すぎるぞコレじゃ……やっぱり失敗だったorz

454 :1 ◆nDxxJzAHv6 :04/12/20 19:54:31 ID:cTwtJQGb

オークニスに戻り、武器を揃える。
ドラゴンキラーとキングアックス。
防具はスルー。はぐれメタル鎧があるんだし、平気だろう。
「今日はここまでや」とそろそろ言い出すかと思ったんだが、違った。
「どれくらい強くなったか、試しに行くぞ!」 やる気満々かよ。
街を出て、薬草園の洞窟へ出発。

敵が弱い。
「楽勝や。素晴らしいぞ」
敵の比較的強めの攻撃を受ける度に、
「コレ、あの防具つけてへんかったらもっと喰らっとるで」と嬉しそう。
洞窟内部では、氷の橋を渡るところに苦労する。
「滑りすぎやでコレは」
つららを落として渡る箇所も苦労した。
「つららが落ちてきたらダメージ受けるんとちゃうんか」
今日はヒント出しすぎの感があったので、俺はずっと黙っていた。
グラッドの所まで着き、トーポにチェンジ。
「人がでかすぎる。さすがに運ばれへんな。どうするんや」
グラッドのそばの杖を取ろうとして頑張っている。
諦めて周りを探索、坂を下ってつららを落とすことに成功。
グラッドにメディのふくろを渡し、共に洞窟脱出。

洞窟を出たところで大量のダースウルフェンと戦闘。
「ザコは寄せ集めてもザコやで」
戦いながら、「あの犬がきっとこいつらの親玉やで」と。
オークニスに戻り、グラッドから話を聞く。
メディの事が心配なので見てきてほしいと頼まれる。
もうそろそろ終わろうよ、と俺は思うが、親父は止まらない。
「ばあさん家や! ルーラで行けるんやったな!」

457 :1 ◆nDxxJzAHv6 :04/12/20 19:57:25 ID:cTwtJQGb

メディの家に入ると、危機的な音楽とともに狼達の姿が。
親父は無言で回れ右をして外に出た。俺は吹いた。
「ほっとくんか!?」
「裏の方や、きっとそっちが正解や」
俺なんか家中探し回って退治したってのに。
遺跡でメディと再会するが、外で轟音が。親父は外へ。
「燃えとるぞ。もったいない」
黒犬登場、足元にはグラッドが。
アーサーにさいごの鍵を渡し、息子を助け、
メディばあさんは黒犬に殺されてしまう。
「ばあさん死んでしもた……」

グラッドから話を聞き、遺跡で石版を読む。
黒犬は東の空へ飛んで行ったという事と、
海図を手に入れなければならない事を知る。
「鳥やー、いよいよ鳥やで!」
海図のありかは見当もつかない様子で、まずは東に行くと言う。
フィールドに出てバカ正直に東に行こうとしている。
親父は闇雲にキラパンで雪原を疾走。
「一応言うとくけど、犬は空を飛んでいったんやで」と言ってやる。
親父は取り説の地図を見る。
「今どこにおるんやっけ」 教えてやる。
「東やから、ここか? ここは前に行ったような」
地名を訊いてきたので教えた。

458 :1 ◆nDxxJzAHv6 :04/12/20 19:58:51 ID:cTwtJQGb

サヴェッラに降り立つ。
黒犬が来たという話を聞き、
「これでおうとる」と。
荒くれからキャプテン・クロウの話を聞き、洞窟の場所を知る。
「これやで! また一発OKや。お前こんなにすんなり分かったか?」
「俺は牢屋のカギ開けツアーやってたら見つけた」
「わしのが上やな」 そうなの?

リーザスから船に乗り、川へ。洞窟を見つけて中に入る。
鍵を開けると、ゲルダ登場。
「ヤバイ帰ってきよった! こいつがキャプテン・クロウや!」 違う。
ゲルダは一足先に中へ入って行ってしまう。
「すまんが、わしは帰るわ。今から洞窟はさすがに長いからな」
一人で頑張るゲルダを放置して、親父は……カジノへ。
「ここでもうちょっとだけ増やしてから寝る」

もうちょっとだけ、というのは当てにならないというのが俺はよく分かった。
大きな当たりが来る度に、
「よし、もうちょっとだけやってみよ」の繰り返し。
「明日しんどいんちゃうんか」
「しんどいけど仕事には行くわい」

スタート5万、終了50万。結局1時間半やり続けた。
「あぁ〜、キリのええとこまで貯まったわ。やっと寝れる」
ゼシカにグリンガムのムチをくれてやった。
親父は杖でMP自動回復したいらしいので、装備はしない。贅沢すぎる。

そういうわけで本日は終了。
親父、風呂入らずに寝るのですか!。゚(゚´Д`゚)゚。

461 :1 ◆nDxxJzAHv6 :04/12/20 20:01:04 ID:cTwtJQGb

ここまでの戦績。

ア Lv.31 剣.79 槍.05 勇.38
ヤ Lv.29 斧.83 人.40
ク Lv.29 剣.04 杖.77
ゼ Lv.27 杖.79 色.26

時間 57:38
走破 163.8キロ
戦闘回数 603回
倒した匹数 2021匹
逃走 16回
全滅 4回
トロデ「トロデーン・マラソン大会に出ればいい線いくかもしれんぞ」
(コメントまた一緒だ…)

684 :1 ◆nDxxJzAHv6 :04/12/21 01:22:08 ID:LKUV+CX6

ベルガラックから再開。
「しんどい」といきなり言い出す。
「しんどいんやったら無理してやらんでも……」
「まだ9時やからやるねん。洞窟はしんどいから、
今日は遊びや。まだ行ってない島とかを回ってみるだけや」
取り説の地図を見る。
「まずはここに行くぞ」 聖地ゴルドを指差した。

船着き場から船に乗り、ゴルドを目指す。
「えーっと、あれや、敵出なくなる魔法するんや」
昨日リーザス塔で教えたのを覚えていたようだ。
「これやな、アーサー、トヘロス」

島の北の方から上陸、キラパンを呼ぶ。
親父は地図も見ないで適当に走る。
やがて左手の方にゴルドが見える。
「あったぞ、街や! よっしゃよっしゃ」

ゴルドに到着。
展望台から女神像を見る。
「これだけ? 見るだけで後はなし?」 うん。
「像見てもうれしないわ、壺くらい置いとけっちゅうねん」
店屋の品揃えは、古いものばかり。
「なんやこれ。全然あかん」
「ここは船取ったらすぐに来られるとこやからな」
「そうなんか。なーんや」
マルチェロとニノに会うイベントが起こるかと思ってたんだが、
起こらなかった。夜だったせいか、ドルマゲス倒したせいか、
先にサヴェッラで会っちゃったせいかは分からんが。
「これはまた後々にならんと何も起きひんみたいやな。
ここはルーラで来られるんやろ?」 
そうだと答える。
「よっしゃ、ほんならここは終了。次行くぞ」

686 :1 ◆nDxxJzAHv6 :04/12/21 01:23:40 ID:LKUV+CX6

船まで戻り、次は『隔絶された台地』へ。
「敵出んかったら静かでええわ〜」
途中、地図上で×印がついている場所を通る。
「これはあやしいぞ!」
△ボタンで調べているが、何も起こらない。
「あれや、後々ここで何かするんや。もしくは敵倒すんや」
ここは保留ということで、台地を目指す。
台地が近付いてくるにつれ、
「これ上陸出来るんかいな」と。

しばらく台地ぞいに進んでから、地図を開く。
詳細画面では、街らしきものが見えている。
「街あるなぁ。どっかに入る洞窟があるんちゃうんか」
一周回るが、上陸出来る場所はなかった。
「これは鳥やな。鳥で飛んでこなあかんねんな」
ここも保留ということで、今度は台地東の小島を目指す。

ここは上陸できた。
地図で見るが、建物はない。
「一応見てから行くか」
キラパンで適当に走り回る。トヘロス中だったが、敵が出た。
結局、約1000G入りの宝箱以外は発見出来なかった。

船に戻る。
「さぁー、どうしよかな」
どうするつもりなんだろう。
「あそこ行こか、はぐれメタル出てくるとこ」
「前に諦めたとこか?」
「それや。今やったら大丈夫やろ。どこやった?」
教えてやると、その方向に進み出す。

688 :1 ◆nDxxJzAHv6 :04/12/21 01:27:40 ID:LKUV+CX6

地図の端っこの方まで行くと、敵が出るようになった。
ヘルダイバーやマリンギャング、あやしいカゲだ。
初遭遇時が嘘のように、易々と倒せている。
「強なったなぁ、わし」

地図に載ってない島に上陸。
「はぐれメタルは経験値ナンボやったっけ」
「一万やな。メタルスライムが千くらいか」
「それはごっつでかいでぇ。レベルがぼんぼん上がるぞ」
はぐれメタルと何度か遭遇するが、逃げられまくる。
運良く攻撃して来てくれた時も、大まじん斬りがミスばかり。
「ヤンガスあかんなぁ」
「そういう時もあるわ。当たる時はアホみたいに当たるし」
だいたい10回くらい逃げられたあと、やっとヤンガスの一撃が炸裂。
「おぉぉ! やったー! 一万や!」

その後も親父はメタル狩りに精を出す。
しばらくやめる気はないようだったので、俺は席を外す。
2、30分してから戻ってみると、あれから3匹倒したと言う。
「武器も防具も完璧で、レベルまで上がってもたら、
もうわしに敵はおらへんようになるで!」
 非常にご満悦だ。
訊いてないのに、親父は自分なりの
メタル狩りルールを話しだす。
まず、
メタル以外のザコ戦はゼシカのムチで一掃』
呪文より早く戦闘が終わるのが良いらしい。ムチが役に立っているようだ。
次に、『くちぶえは吹かない』
くちぶえで呼び寄せたはぐれメタルは、
ムリヤリ呼び出されたので戦闘意欲が低く、すぐに逃げるそうだ。
あくまでも歩き回って遭遇するのが良いらしい。気のせいだよ親父。
最後に、『砂浜が良い』
これには細かいルールがあって、
波打ち際でくるくると2回廻って、砂浜にもどってグルグルするらしい。
絶対関係ないと思うが、親父がそれでいいのなら、まぁいいか。

689 :1 ◆nDxxJzAHv6 :04/12/21 01:28:39 ID:LKUV+CX6

俺はまたしばらく席を外した。
戻ってみると、親父は寝転がって、
半分寝ながらミミックと戦っていた。
ゼシカが死んでいる。先手でザキでもやられたんだろうか。
「やめるんか? 戻るか?」
「ザオラル、ククールを…… ダメだこりゃ。
「やめるぞ、戻るからな。はい起きて起きて、ここで寝ない!」
俺はコントローラーをもぎ取り、ルーラで川沿いの教会へ。

そんなわけで本日は終了。
データを見ると、全部で6匹倒していた。

ここまでの戦績。
ア Lv.34 剣.93 槍.5 勇.44
ヤ Lv.32 斧.89 人.56
ク Lv.32 剣.16 杖.88
ゼ Lv.31 杖.87 色.46

時間 60:24
走破 187.2キロ
戦闘回数 767回
倒した匹数 2597匹
逃走 22回
全滅 4回
トロデ「ククールに防具を買うんじゃ。そうすればバランスがよくなるぞ」


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